いつも寝起き?って聞かれます。。

自称日本で一番詳しい方の業界人の表じゃ書けないDAW関連本音レビュー とMixテクニックをつらつらと書いていきます。

脱線コラムVol.8:マスタークロックに関して

何でわからないけど、クロックの質問が続いてたので触れてみようかと。

 

俺の遍歴的にはこんな感じ。クロック単体機だけじゃなくて、クロックマスターになってたものも。

Apogee AD8000

Antelope OCX

Benchmark DAC1

Antelope Ecrips&10M

Antelope Ecrips & Toneflake のルビジウム

クロック無し時代

Blacklion MicroClock mk3

な今で、クロックケーブルはここもアコリバ。オヤイデのもいろいろ使ったけど、音は変わるけどそんなに感動しなかったかな。

 

もはやマスタークロックって、本来の役割である複数のデジタル機器のタイミングを揃える為にあったのとは、そもそもの存在意味が変わってるわけで、なんでクロックを使う必要があるのかって人が多いと思う。

 

よくあるのが、主に打ち込みだけだからとか、内部バウンスなのであってもってねー、的な話。

 

その人への回答は、内部バウンスだろうと、ミックス時のモニター環境の差は大きい。さらに録り音にもかなり影響出るからね。

 

モニター環境を整えるはI/Oやモニタースピーカーだけじゃない。ほとんどの人の中心機材であるI/Oの録り音も出音も変えてしまうくらい影響があるポイントだったりする。

 

職人さんが細かい手作業をする際に拡大鏡とかでチェックするのと一緒で、解像度は高い限る。

 

そんなとこまでって思う人、今よりいいI/Oが欲しいのと一緒だからね。で、現状良いI/Oってのも単体は限界があって、そこにアドオンする機材になるのかな。

 

初めてApogeeのADとクロックを使って生楽器、特にパーカッション的なものを録音した時に、こんなにもまあダイナミクスの入り方が違うのかー、コレがプロの機材なのねと痛感したもんです。

 

その後何年かして、一通りの機材も部屋も揃って来たときに、Antelopeが流行り出して、ルビジウムクロックってのに手を出す事になったんだが、このルビジウムってのが凄いのね。ソフトシンセの音の混ざり具合とか、余計な倍音のぶつかりとか、ベロシティによる音の違いとかが今まで以上に見えて、この頃に一気に打ち込みのレベルが上がったと思う。

 

ここで言う打ち込みの上手い下手って、その音数やタイミング、ダイナミクスが適量かってのと、音色の棲み分けだとをちゃんと理解して作業できてるかなんだけど、それがちゃんとやるにはそれなりモニター環境があるにこしたことはない。

 

で、Antelopeのルビジウムよりもって事で、紹介されてToneflakeに行き着いたんだけど、まあこれがもっと凄かった。Antelopeの時点でデジタル感がほぼなくなってたとこに、フルアナログ環境かってくらいの低音と肉厚感が出て、ここから内部バウンスではなくこの音のままDSDレコーダーに落とす様になるわけ。

 

この環境で数年居たんだけど、人間なんかの拍子に飽きちゃうもんで、脱HD環境のタイミングで買ったMetric HaloのULN-8にした時に、余計なクロックとかADDAとか全部手放した。それくらいULN-8のクォリティは完成してたと思う。今も好きだけど、ちょっといろいろ古くさくて使ってない。ちゃんとアップグレートしたらメインに復活するかも知れない。でも、Apolloが楽だから変えないだろうな。すげー良いとは思わないけど、仕事の道具としては秀逸だもん。

 

こっから数年この辺り機材を買うくらいなら、実際の楽器とかソフトシンセとか、曲を書くものにお金をかけてくんだけど、同時進行が多くてトータルリコールが大変で、その最終手段でUADファミリーに逃げ込んだのが2〜3年前かな。

 

結局、仕事柄なくなくHDX環境も復活したんだけど、なんか黒ApolloとHD I/Oの音が似てる気がして、いろいろ試してみたら、Blacklion & アコリバでこれ以上はどうでもよくなった今に至る。他のときにも書いたかもなんだけど、自分の作業場の方がスタジオより音(機材や環境)がいいってことがざらにあって、作業場をこりすぎるとスタジオ行くと残念な気持ちになるんだよね。

 

俺は音だけならAntelope OCX HDもかなりいいと思う。OCXのときの線の細さも解消されてたし。でもAntelopeは音はいいけど、サポートとか最悪で二度使わない。Toneflakeは故障した時の見積もりが高めのアウトボード買えるくらいなので放置中。

 

Blacklionでこのブログにたどり着いた人もいる様ですけど、一言で言えば、Blacklionのクロックはど派手。でもそれが地味で音良くないと思われがちなApolloとかHD I/Oにはちょうどよくて、アコリバでさらに解像度が上がったので、これ以上は趣味の世界だね。

 

余談だけど、代理店のページで褒めてる人ほど使ってないと思う。ほとんどの方知り合いなので間違いないかな。

 

つまり何でも自分の持ってる機材次第になってくるよね。ApogeeとかFocusriteの人だと過剰になるし、RMEの人は他のI/Oほど、変化ないだろうしね。

 

ちなみにApollo TWINのコメントの方、ADATで繋いでみては?