いつも寝起き?って聞かれます。。

自称日本で一番詳しい方の業界人の表じゃ書けないDAW関連本音レビュー とMixテクニックをつらつらと書いていきます。

脱線コラムVol.6:コメントに来た質問に回答してみる Vol.1

Q : ミックス確認のため、ボリュームを大きく下げた状態で確認することがあるのですが、コンプで音を作らないとリファレンスと比べて貧相に「ただ鳴っているだけのようなイメージ」に感じます。 この場合、アレンジや音選びに問題がある感じでしょうか?

 

A : コンプで音を作るって何を挿してるのかが分からないけど、リファレンス曲って基本的にリリースされているものだからマスタリングが終わってる訳で、MIX中にそれと比べて地味なのはしょうが無いと思う。

 

リファレンスと比べるのは、音のキャラクターとかバランス、空間系の雰囲気とかになるんだけど、どうしても気になるならマスタリング後を想定してマスターに適当なリミッターでも挿して置けばいいんじゃないかな?バランスの良いミックスはボリュームを落としてもバランス良いから、音量の大小で急に目立つ音や埋もれる音が居たら、そいつの処理が上手く行ってないってことだよね。

 

ちなみにどんなスピーカー使ってるかはわからないけど、常にMIXの音量は一緒の方が良いよ。最後のあら捜しでいろいろやってもいいけど、基本作業中は固定。音量でスピーカーの特性も反射も変わるから個人的にあんまりオススメできないです。音量大きくないとノレないって人も多いけどそれもNGの部類だと思う。その部屋の反射で気持ち位だけで、元データはどんどん地味なるからね。それならヘッドフォンでやった方がまだまし。

 

ちなみにリファレンス使わない派です。理由として、日頃から自分の作業場であらゆる曲を聞いてるから頭(体)に入ってるから。ヘッドフォンもずっと一緒だから同じくゴールが体に染み込んでる。他所でやる時は、2曲くらい持っていってそこで聞いて差を確認するけど、正直いつも使うヘッドフォンの方が信頼できるかな。まあ、しばらく居たら慣れるけど。

 

つまり言いたい事は自分の基準になるまで、同じものを使い続けろってことね。機材を買い換えるときも、前よりここがこうなるのねって言うのが大事。

 

読んでくれてる人の場合、一人でMIX→マスタリング→リリースみたいな人も多いと思うからちょっとだけ今までの流れからそれるけど、作業の6割位で音圧をリファレンスにそろえて、リミッターに当てながら各トラックを最大値まで持ってくってパターンもある。特にEDM系とかラウド系ね。リミッターに当てて音源レベルまで音圧を付けることでダメになる要素を個別のトラックで修正していくMIXもあるから、どっちでいくかは曲次第だから、どっちも出来る様になるといいかな。

 


Q : 9マスを意識しつつ、オートメーションでアレンジをつめたらかなり改善出来ました。 原因は適当なパンニングと適当なフェーダーワークでした。 なんだかかなり楽ちんになってしまいました。 前はあんなにプラグイン挿してたのに…

 

A : お、少しは人の役にたってるのね。9マスは更に奥行きが3段階あるから実際は27マスです。まあ、後ろの方は厳密に9マスじゃないけど意識の問題ね。

 

何をどうするとその位置に音が行くかを練習するとMIXがさらに早くなる。実際にはどのリバーブに送るとここ、このディレイに送るとここ、これはプリかポストか、同じプレートリバーブでもこっちの楽器はこのプラグイン。みたいになってきて、それらをテンプレート化するのが理想かな。自分のスタジオを持ってるトップエンジ二アや仕事の多いクリエイターは絶対自分の機材やトラックの配置ってのがあるはずで、常に同じ状態でスタートして、なんとなく違った事やりたかったら違うプラグインとかに変えてみるで良いと思う。

 


 
Q : ボーカル編終わったら、PANの振り方についても聞いてみたいです! LR100%振り切るのが良いのか、低音をサイドに散らす最近のトレンドとか、M/S処理とか迷うことが多くて…。

 

A : PANなんてざっくりよ。信用できるモニター環境があるならそれで聞こえる通りだし。ただ言えるのが、中途半端な数字はあんまり意味ないからセンターからサイドまでを30,45,60,75,90みたいにざっくり分けて、なるべく左右対称に音が居るようにすることが重要だと思う。だからこの数字も意識の問題ね。常に両サイドのPANバランスを意識してれば、70より72が好きだと思ったら72でいいよ、好きにして(笑)そこに音数多すぎて被るなら、それこそここまでにあった時間軸や周波数で住み分けを作ればいい。

 

曲の展開上片方にしか音がないときは、反対側にフィードバック1回のショートディレイ(MAXでも〜16msくらいかな)を送って存在感を返してあげると寂しくなくなるとか基本的なことで解決出来ると思う。この辺は空間系のくだりにまとめて書くかな。

 

M/S処理ってよく聞くけどほぼやらない。やってもWAVESのCENTERを使うくらいで、オケでしっかり聴こえて欲しいけど歌の邪魔ってやつのセンターを下げるくらい。サイドチェーンだとサイドも下がっちゃうからね。で、センターが居ない時はCENTERをバイパスするオートメーションを書くのが個人的なポイントです。この辺は上モノ編で書くと思う。

 

低音をサイドに散らす最近のトレンド?知らない(笑)文章の意図がサイド用のBASSがあるって意味だったら分かるけど、低音は指向性が少ないのとスピーカーの鳴りとか凄く悪くなるから、低音を無駄にサイドに振るのは好きじゃないかな。KICKやBASSがステレオファイルで来るのは流行りな気がする。

 

 

ってな感じかな。

 

質問をされても嫌ではないのでご自由に質問くださいませ。ただ何かの隙間で書くのでそんなに即答ではないです。あくまでも経験談から回答なので賛否両論あるでしょうから、判断はご自由に。