いつも寝起き?って聞かれます。。

自称日本で一番詳しい方の業界人の表じゃ書けないDAW関連本音レビュー とMixテクニックをつらつらと書いていきます。

プロでも使えるMIXテクニック 実際のMixの流れ編 Vol.12:ボーカル編 Vol.4 ・から◯へ。音像の広げ方。

オケに対するボリュームがある程度定まったたところで次のステップのボーカルの音像を作り込んで行こう。

 

この時に邪魔になるのがギターや鍵盤、シンセ系の所謂コード楽器ね、だから後回しなんだ。先にボーカルの場所を確立して、それを避けるながらいかにコード楽器類を格好良く見せるかってのがポイント。オケからボーカルを掘り起こすんじゃなくて、ボーカルのまわりに綺麗に配置するってこと。

 

前にも書いたけど、声のアレンジも含めここがしょぼいからアマチュアっぽいんだと思う。ソフトシンセの進化でアレンジも含めてオケを格好良く作れる人はかなり増えたけど、そもそも人の記憶に残るのは主軸のボーカルのメロディと歌詞、後はなんとなくのオケのイメージだから。

 

ボーカルの音像をどう大きくするかを3つの軸で考えよう。

 

まず横軸。

これは音像をが点なのを横伸びた楕円にするイメージね。どうするかって言うと、一番簡単なのはWavesのDoublerだね。プリセンドで掛かりすぎてコーラスがかかったみたいにならない手前くらい量をDoublerに送るだけ。Doublerの設定はデフォルトでセンターがONになってるからそれはバイパスで、初期設定のままでほぼ問題ない。

 

これは何をしているかって言うと実はタダのDelayなんだよね。左16ms、右32msくらいのズレた短いディレイ音をフィードバック1回だけならしてる状態とほぼ一緒。Doublerの場合それぞれが+-7~9centくらいずれてる感じかな。Doublerを持ってなくても現象を理解すれば、同じ感じになる様に何かで代用すれば良い。これだけで全然ボーカルの大きさが違う。OKテイクじゃないテイクを同じように配置するとよりナチュラルになるけど、タイミングと多少のピッチ合わせが面倒くさいから、プラグインでパパっと。

 

次に縦軸。

これはEQで大体3~5khzくらいを緩めのQでブーストすればいいけど、その後の作業としてプレート系のリバーブを使う。プレートって鉄板っていみなんだけど、簡単に言うと金属に響かしてるから高音に金属特有の響きが付くわけだ。これが実音よりも上に大きい響きを足した感じに聞こえる訳だ。

 

バーブのコツって、下手にパラメータをさわんないことかもしれない。いじってもプリディレイとタイムくらいでいいや。その先の細かい違いなんて正直あんまりわかんない。イメージに近かづけやすく馴染みやすいなって自分で思うプラグインがあれば、それを使えばよくて、個人的にはValhallaかWavesのAbbeyroadあたりが使いやすいかな。毎回同じプリセットを立ち上げて、さっきの2つのパラメーターを触るくらい。気を付けるのは掛かり過ぎないようにオケに合わしてセンド量のオートメーション書こう。

 

先にいうと俺のMIXの時間配分は音作りで6割、4割はバランスを録りながらのオートメーションの書き込みなんだよね。だからオートメーションは後々。

 

後、プレートはボーカルだけじゃなくて何にでも使える。個人的にはソロ楽器にもBDにだっても使うことがある。多分、CLAもBDにプレートを掛けている音がする。多分ね。

 

最後は何軸っていうのかな。奥行きね。

個人的にはディレイが好きなんだけど、ホール系のリバーブでも良いかな。ディレイ音がこもって歌詞がわからないくらいのハイカットを入れたディレイにこちらもプリセンド。ディレイの設定は8分の付点か3連とかで良いかな。ざっくりいうと、4分とか8分みたいにハッキリとした位置に音を返さないってこと。ディレイがしたい訳じゃなくて、ボーカルの後ろに伸びが欲しいだけだから。フィードバックはブレイクとかで音が止まった瞬間とかがわざとらしくないくらいに耳で決めよう。ここはオートメーションで切っても良い。

 

ディレイのプラグインってこれぞってのがないんだけど、またまたWAVESのH-Delayとかで良いんかな。サチュレーション具合とかも含めなんとでも出来るし。色付けを自分で足すならDAW純正のでも良いよ。 

 

ちなみにリバーブってどうやって選んでます?ROOMとかHALLとか。カテゴリーもプリセットとかも何となく名前のイメージで判断して音の違いは大体勘って人多くないかなって?

 

これもEQとかコンプと一緒でソロにしてめいいっぱいセンドに送ってキャラクターを確認してから、必要なレベルまで戻すことをお薦めする。そうすると思ったよりROOMって短い音(距離が近い)だったりするでしょ。なので、イメージで適当に掛ける前にちゃんと理解すると、リバーブのメーカー違いも含めて思い通りに挿せるようになる。

 

こういった自習みたいな作業をやっておくと、次からのMIX作業がどんどん早くなるよ。