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いつも寝起き?って聞かれます。。

自称日本で一番詳しい方の業界人の表じゃ書けないDAW関連本音レビュー とMixテクニックをつらつらと書いていきます。

プロでも使えるMIXテクニック 実際のMixの流れ編 Vol.3:ドラムのトラックの積み方の前半

前回のトラックレベルの流れから、リズム隊で全体の6割の音量バランスを確保するとしたら、やはり慣れるというか自分のスタイルが確立するまではやっぱりドラムから音作りを始めた方が良いと思う。

 

ということで、キックから行こう。常にトラックのメーターとマスタフェーダーのメーターをチェックすること。

 

実際のレコーディングだと、KICKにマイク1本ってことはあんまりなくて、ダイナミック(ATM25指定がかなり増えてきたね。)を1本中に突っ込んで、そとにコンデンサー(U47 FETとかが定番かな)とかサブキックとかを立てることが多いんだけど、意外とそれぞれの役割を理解してない人が多いなと。

 

突っ込んだマイクをKick_in、外に有るのをKick_outとすると、Kick_inの音はビーターの音をメインに拾ってるマイク、つまり「ビチビチッ」としたアタック音=点の音がメイン。外のコンデンサーやサブキックは「モフッ」ていう抜けが悪いけど、低音や音像の大きさを録るために立ってる。

 

何を言いたいかってい言うと、Kick_inに低音感を求めて低音のブーストをしても嘘くさい過剰な低音感しか作れないし、Kick_outにエッジを求めてもドンシャリなEQしてもしょうが無いってことね。これが無駄な作業。時間もCPUも全て無駄。

 

誰かにとっては基本な事を知ってるか知ってないかで大きく差が出ちゃうから、打ち込みの人も生楽器の録音をいろいろしてみることがお薦めなんだよね。

 

EQやコンプの処理は前の記事を見てくださいませ。それぞれを自分の好みに作ったら、まずBusにまとめよう。名付けるならKick_busだね。こうすることで、inとoutの2つで作ったKickの音のバランスを保ったまま、次の作業ができる。後、Kick_busには、必ずコンプを掛けよう。これは音圧よりも、ふたつの音をくっつける感じだね。アタックは遅め、リリースは早めで最高でも-2db潰れるくらいで良いかな。この時にもマスターフェーダーは、前述の注意を忘れずに。

 

先に言うと、ドラムの音はTOPマイクにほとんど入っているから、個々のトラックだけでは音が完成しないので、ある程度で次に行こう。

 

Kick_busからプレートリバーブにセンドすると、音像とアタックが大きく上に伸びるのもテクニックだよね。プレート=鉄板なので、ちょっと金物的なエッジが足される。みんなが大好きなCLAのKickとかそういう音だよね。

 

次はスネア。その曲の印象を決めてしまうし、ボリュームのコントロールが難しい最初の難関だね。

 

さっきと同じ流れにすると、スネアも上と下からマイクを立てるのが一般的なんだけど、なんで聞くと模範解答の様にスナッピーの音を録るためっていうんだけど、そこで50点かな。スネアのボトムって上と全然違う音がなってるのね。低音感もあるし、スナッピーのアタックもある。トップの音ってどっちかって行ったら「コンコン」っていう音なの。で、自然にドラムの音を聴いてたらどっちもの音が混ざって耳にはいるから、ザ・スネアな音がする。だから、ボトムからも録って混ぜるわけね。

 

Sn_topはやっぱりアタックとエッジを作り、Sn_botで太さや大きさを作るイメージ。ボトムはスナッピーの音がカッコイイわけだから、ローカットでキックの被りを減らしてからコンプで持ち上げてあげるとゴーストとかがカッコよく聴こえてくる。さっきのキックのinとOutの関係に似てる。この2つもまとめてSn_busに送ろう。で、busでさっきの感じのコンプ。

 

スネアはほんとに曲の印象に大きく影響があるから、スネア専用に一個リバーブを作った方が洋楽的な「バコーン」ってのが作りやすい。ドラムきっとだけをソロで聞いたらやりすぎなくらいでOK。長め広めのリバーブでいいかな。曲によってタイトの方がいいならそこはリバーブのさじ加減で行こう。ここまでで「トランジエントデザイナーやトリガーとか使えば楽じゃん。俺ならテープシミュレーターを使う」とか思った人いたら、それはそれでいいけど、彼らの効果的な出番はもう少し先なんだな。コンプとEQでできることは、ちゃんとそれでやろう。

 

あえてまた言うと、ドラムの音はTOPマイクにほとんど入っているから、個々のトラックだけでは音が完成しないので、ある程度で次に。

 

Sn_busはのメーターをみると、盛り上がると簡単に突き抜けて来るでしょ?これはなかなか押さえきれないんだよね。アタック早めのコンプでやるのも良いんだけど、音を変えずに音量の調整って意味だとWAVESのL1、L2みたいなわかり易いリミッターの方が向いている。ここで注意したいのが、シーリング=アウトプットレベルをちゃんと下げること、これを下げないとメーターは下がらない。-2~3dbくらい頭を潰しながら、アウトプットレベルで適正な音量にしよう。

 

前に書いた通り、個別のトラックでコントロールするよりも何重にも通るbusで少しづつピークを削っていくのが、ダイナミクスを維持するコツかな。

 

次にタムかハイハットかと思いきや、ここまでの流れを理解できてれば次はトップマイクだよね。

 

ドラムの個別のトラックの役割は、トップの音の補強とパンによる音の位置の強調なんんだよね。トップマイクも同様にステレオのbusにまとめて、アタック遅めのコンプを掛けよう。これも音をくっつける意味合いなのでほどほどでいい。

 

キックとトップをソロにして、低音感が大きく変わらないところまでトップをローカット。次にスネアのキモにある200~300hzをゆるめにカット。これは何をしてるかっていうと、個別のマイクとトップマイクが狙った楽器に対する距離が違うから、同時に鳴らすと位相がくずれてよどむか音痩せするのを避けるため。カットするとすっきりする分一体感とか厚みとかが減るけど、ここも後でコントローできるから先へ。

 

ここまでの3つのbusをDrum_busにまとめて、またゆるめのコンプを掛ける。オススメはSSL/Bus Comp系。持ってないならアナログ感を歌ってるコンプならなんでもOK。

アタック遅め、リリース早めでGRがピークで−3~4db潰して、メイクアップでちゃんと戻す感じが個人的な好み。ここまでうまく行ってれば、音もくっついてキット感も出てくるし、ローミッドがどっしりとしてくるとはず。

 

いざ書いて見ると結構長いな。ここまで半分だから後半に分けますね〜。

 

どうだろう?ここまででここのトラックにプラグイン差しまくっても、あんまり思い通りにならない理由が伝わったかな。