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いつも寝起き?って聞かれます。。

自称日本で一番詳しい方の業界人の表じゃ書けないDAW関連本音レビュー とMixテクニックをつらつらと書いていきます。

プロでも使える脱力系MIXテクニック  実際のMixの流れ編 Vol.1:曲が書けた!さあMIXだ!のその前に

MIX

ちょっと多忙な時期なので気になっていたけど、時間が空いてしまったな。この時期は既にGWら編の案件が始まってたりするんだよね。

 

なんか知らないウチに毎日のView数の桁が変わっててびっくりしてたりもする。誰とも名乗ってなければ、周りの人にも内緒で書いてる胡散臭いこのシリーズも多少は人の時間つぶしにはなってるんだね。

 

この手のって100読んでそのうちの5でも実際に身になったことがあれば良いよね。ちなみに俺はレコーディングエンジアを目指したことがなくて、凝り性のクリエイターの結果論がいつの間に派生仕事になってしまった感じ。つまり、好きならとことん拘って、それが違うとこで芽が出るかもしれないってことなのかな。

 

どういう流れで作業をするのかがテーマなんだけど、人それぞれといえばそれぞれだから好き勝手にやればいいけど、3桁以上の作業した結果(デモやボツ作品も含めたら4桁だけどね。)無駄が省けてるはずなので、多少は役に立つのかなと。

 

Mixの前にアレンジの話になるけど、ここがめちゃくちゃ重要。ここがダメな曲はMixが上手くてもそんなに格好良くはならない。音はいいけど記憶に残んない曲の典型例よね。

 

よく人に説明するときに使うのが「9マスの意識」(MIXはここから発展して27マス意識する。これは次回)簡単にいうと、Low、Middle、Highの周波数の縦列3個とそれぞれにPANのLとRがあるってこと。

 

それぞれの位置に音を散りばめることを意識するアレンジを作るのが重要。意識してますっていうひとほど同じ帯域に音が多すぎるんだけど、MIXでそれの全部を聴こえるようにして欲しいってことを簡単に言うよね。まあ、やるけど限界はあるよ。

 

ギター2本にリードシンセ、ピアノ、ドアラム以外にもリズムのシーケンスがとかが入る曲だとしよう。それぞれのフレーズはカッコいいけど、合わせるとぐしゃぐしゃっていうのがとってもアマチュア臭い。プロでもなりたては凄い多い。

 

邦楽RockだとUverworldとか出てきた以降一気に同期バンドが増えたし、Las vegas辺りでアウトギリまで来て、Djentの流行りでみんな楽器の腕が上がってスッキリした感じなのかな。他のジャンルに比べてまあ音が多い。この辺が好きで真似をしたいなら、逆に良く聴いて見よう。

 

ピアノやシンセが音階を弾くときは、ギターはMiddle以下のところで多少大人しくする。ギターのフレーズがカッコいいなら、シンセやピアノはバッキングに徹する。ドラムがカッコイ時は全員でシンプルに縦列を揃える or コード楽器は白玉とか、アレンジ上の音の種類は多いが、同じタイミングは意外と整理されてるはず。

 

つまりそのタイミングで聴かせたい音は何かを時間軸で考えてあるし、同じ帯域に似た音が居ないから、歌への余白もしっかり有る。

 

今や大人気のワンオクもTAKAの歌が突き抜けてる分、TORUは裏方に徹してる感じが絶妙。あんまりギターが上手くなってのもあるけど、もはや関係ないよね。バンドとしてカッコいいもん。オーバーアレンジでLIVEがしょぼくなるのを避けてる感じもあると思うけど。何かThe UESDの初期の頃のアンサンブル感が近い気がするんだけど、伝わらないかも(笑)LUNA SEAなんてそれぞれのやってることはとことんシンプルだし、一人で演っても寂しくなる感じだけど、アンサンブルになるとまあ凄いよね。あれは教科書的極みのひとつだと思う。

 

で、本題の本題。プロとアマのアレンジの一番の違いだと思ってるのがここ!

 

「圧倒的な歌=声のアレンジ力不足」ここに尽きる。

 

DAWの進化でみんなそれなりのオケは作れちゃし、プロ以上のレベルのアマもいっぱいる。俺なんかより楽器が上手い人は万人単位で居るんじゃないかな。オケはとことん拘ってるのに歌のアレンジがしょぼすぎるんだよね。入れても3度ハモりやみんなでコーラスとかくらい。そのハモリワンパターンだったり数が少なかったりする。

 

「全部持ってる機材でOKだから、物のせいにしないで自分の能力不足を鍛えるのさ!」

 

予算とかの言い訳をしないように音質の話では無いことを先に言っておきます(笑)

 

特にLIVE大好きなバンドマンほど歌は人任せだったりするよね(笑)でも、FACTはLIVEの時全員CDばりに歌ったりハモってたよね。はい、言い訳しない!

 

声のアレンジのコダワリが凄いと言えば、やっぱりR&Bだと思う。 所々の一瞬しかない声のパーツが散りばめられている。オケがシンプルなループっぽいのも歌とリズムを一番重要な要素にしてるからだよね。

 

例えば、youtubeにないのが残念だけど、例えば傳田真央の恋愛中毒ってアルバムの「今宵、小悪魔につき」って曲 は当時その声のアレンジワークに感動したし、Mary j bligeやTLCとじゃ少し前のも聴いてみると良いかもね。まあ、Rockに戻すとやっぱUverworldのTAKUYAの自分のパートに対するコダワリは半端ないよね。最近は行き過ぎてる気もするが声ネタがいっぱい散りばめられてる。

 

J-POPもここに意識してきくと、良いなって曲は声の入れ方は絶妙なのが多い。これは本人がとことん拘るての有るんだけどか、腕のいいボーカルディレクションができるスタッフが居るはず。言葉を選んでハモる、ウーアーをPADのように使う。いくらでもある。

 

自分しか居ないなら自分でいっぱい音楽聴いて、やれるまでやってみることかな。使い古された言葉だけど「インプットが足りないとアウトプット出来ない」は正にだよね。

 

楽器でアレンジを埋める前に声でのアレンジをとことん考えると、いかに無駄に音を重ねてたか分かる時がくるはずなんだ。曲の骨格ができたタイミングでまずは仮歌を入れよう。その後に歌に邪魔にならないようにカッコいいオケを仕上げるこれがアレンジのコツだと思ってます。

 

後、ZEDDはやっぱり凄い。

プロでも使える脱力系MIXテクニックAUX編 Vol.1:プリとポストの使い分けとパラレルのテクニック

MIX

ReverbDelayAuxトラックにインサートし、そこにSendで送る」

 

少しでもミックスをかじれば誰でも知っていますよね。では、そこからいろいろ発展して行こう。

 

なぜ空間系は基本インサートで掛けずにSendするのか?

 

空間系のインサートは原音自体のサウンドに直接影響が出るので、くすむというか濁るというか。それを避ける為だったり、リバーブ成分だけEQをしたりと、原音と個別に処理した為に分けているわけです。もちろんサウンドとして狙った場合はインサートもします。インサートリバーブを使いこなすのが今っぽさでもあるので、それは後述します。

 

本題に入る前にSendにはプリとポストがあるんだけども、ちゃんと理解して使い分けれてますか?

 

簡単に言うと、プリフェーダー(プリセンドともいうよね)はインサートスロットの直ぐ後、つまりトラックフェーダーの前でSendされ、ポストフェーダー(だいたいデフォルトはこっち)はトラックフェーダーの後にSendされます。

 

ポストフェーダーの弱点を先に言ったほうが分かりやすいかもしれないので、まずはそちらから。

 

ポストフェーダー=トラックフェーダーの後。つまりトラックフェーダーの位置に影響をもろにうけます。空間系を設定した後にフェーダーの位置が変わるとSend先のエフェクトの掛かり方が変わる。

 

これを逆に捉えて、ボリュームフェーダーの位置とは関係なく送り先のエフェクトの掛かり方を固定したいときはプリフェーダーを使うって訳。これから何回かにわけて、このプリフェーダーのテクニックを書いてこうかなと。

 

一つの例として、ラインレコーディングでギターやベースを録音したトラックはそのまま弄らず、新規でAuxトラックを作りプリフェーダーでそこに送って、そのトラックでアンプシミュレーター(長いので以降、AS)等を掛ける。

 

つまりライン録音したドライのトラックから2本プリフェーダーで別々のAUXに送りそれぞれ別のASを立ち上げる。そうすると、ドライと2つのアンプで録音したの同じ感じになる。

 

もう少しだけ具体的に的に書くと、MesaやDiezel系の歪みが強めのアンプは欲しい(ギタリスト弾きやすい)歪感をつけると、輪郭が見えなくなりやすいよね。実際のマイク録音だと尚更その傾向があるから、そこにJCM800とかをクランチにしたトラックや同時に立てた違うマイクの音やDIの音を混ぜる。こうやって作品で聴ける音になるんだけど、これを全部再現しようってことね。ひとつのASで2つのアンプとか複数のマイクを混ぜれるのもあるけど、その後が結局1つのトラックにまとまるから、それぞれに対しての別の処理が出来ないのでこっちの方法の方がお薦め。

 

ベースの場合はラインにアンプのふくよかさを足すイメージです。つまり疑似的にリアンプした結果を再現するってこと。

 

これと同様にスネアは、プリセンドで送ったトラックを思いっきり歪ませて原音に混ぜるとEQやコンプの処理より急に抜けて来ることが多い。最近の海外のエンジニアさんで見かけるのが、スネアやキックからプリセンドでAUXに送り、そこにTrigger系のプラグインを指してます。サクッと元のトラックにTriggerをインサートするよりも守備範囲がい広いワザなのでお薦め。

 

この流れで是非実践してみて貰いたいのが、ドラムの中で金物を抜いたそれぞれのトラックから一つのAuxに集め、そのトラックをかなり思い行っきりコンプで歪まるワザ。各トラックからプリセンドで1つのAUXに集めて、SSLのBUS COMPとかで一番激しい設定にし、それを0dbから少しづつ混ぜて行く。いきなりドラムが海外バンドの生ドラムっぽい臨場感と音圧が付いたはず。

 

なぜ金物を外すかのかというと、強めのコンプの掛かった金属音はあまり好ましい音にならないからです。個人的な好みなのでその音が好きな人はお好きにどうぞ~。金物は別途真空管系のサチュレーターでハイをキレイに伸ばしたりします。

 

次回は声に対する具体例とかインサートリバーブのテクニックかな。

 

脱線コラムVol.2:自分のためにも人の為にも各トラックの名前を真面目に考えよう。

コラム

そう言えば、トラックの名前ってどんな感じにしてますか?ソフトシンセの立ち上げたままの(ソフトシンセ名)1 (ソフトシンセ名)とか、ギター1、ギター2とかのままの人多くないですか?VO1、VO2、VO3とか。

 

自分で作業してても作業の後半になったり、少し時間が空いてしまった曲とか、「このトラックって何の音だ?」って、確認する時間がありますよね。これはプロでもアマでも共通して「無駄な時間」です。

 

以下のはあくまでも参考例です。こう言う風にその人の中でルール化されていると、他のDAWにトラックに貼った瞬間に一瞬で理解出来ます。

 

その後、エンジニアが自分の作業がしやすいように整理することになります。

 

トラック名で「楽器が何か?」_「どのセクションのトラックなのか?」_「なんのトラックなのか?」が分かることがポイントです。

 

口頭では1サビと2サビとか言いますが、トラックネームで先に数字が来るとそれで集まってしまうので「セクション名」→「数字」で統一します。

 

トラックをまとめてインポートすると、あいうえお順と言うかA~Zに勝手に並ぶことを意識して名前付けのルールを作ろうってこと。

 

Vo_A1Vo1番のAメロです。Voさんとしたしかったり、複数のVoが居る時は、Voの部分をその人の名前でもOK

Vo_A2Vo2番のAメロです。1番と2番がでアレンジが変わらなくて同じ処理なら、アルファベットの次の数字は無くても構いません。

Vo_B1_WVo1番のBメロに入れたダブルのトラック。

Vo_Sabi1

Vo_Sabi1 Hamo_Hi_L1サビの上ハモのLch

Vo_Sabi1 Hamo_+3_L:こんな感じでハモっている度数でもいいと思います。

Cho_B1_R:コーラスの1BメロのRch

 

だんだん感覚がつかめて来たかな?こんな感じでどんどん行く。慣れるまでちょっとめんどくさいかもしれませんが、トラックを作ったタイミングかちょっと作業が落ち着いたタイミングで行う事をお薦めします。

 

AB_Mic:アコースティックベースはコントラバスなので、実際の表記はCbですがエレキベースEBならABの方が分かりやすいかなと。

EB_DI

EB_AMP

Ba_Synth_Hi

Ba_Synth_Lo

Ba_Synth_Side

 

Dr_BD_In:バスドラの中側のマイク

Dr_BD_Out

Dr_SN_Top:スネアの上から狙ったマイク

Dr_SN_Bot

Dr_SN_Rev(例えば、SN専用に何かAUXRevebを使っていれば)

Dr_HH

Dr_HTOM

Dr_LTOM

Dr_FTOM

Dr_OH

Dr_Room

Dr_Amb

 

Loop1_B22番のBメロに出てくるリズムループ

 

EG_intro_Clean_L:イントロのLchのクリーンギター

EG_intro_Dist_R

EG_B1_Over:左右のバッキングに一本、リードっぽいものを重ねた場合等)

EG_Sabi_L

EG_Sabi_R

EG_Sabi1_Lead

 

特にシンセやFX類はプリセット名だとわからなくなることが多いので、自分の感覚でどんどん名前をつけてしまうのもありです。

 

Syn_intro_Pluck:イントロの歯切れのいいシンセ

Syn_intro_Lead

Syn_A_Pad:フワー

Syn_A_Arp

Syn_A_Pluck:ピコピコ音

Syn_B_kirakiraBメロに出てくるキラキラしたシンセ(笑)自分以外の人も直ぐに分かるならこんな感じでもOK

Syn_Sabi1_Arp

 

 

FX_UP:徐々に上がっていく音とか

FX_Bomb:爆発音とか

 

 

以下の様な業界共通の名前も覚えておきましょう。まあ、トラック数が少ないなら頑なに守らなくても良いかとも思いますが(笑)

EG:エレキ

AG:アコギ

PF:ピアノ

E.Pf:エレピ これはEPでも良い気もしますよね。

Vn:バイオリン

Vlaビオラ

Vc:チェロ

Cbコントラバス

などなど。

 

空間系は全体に掛けるトータルと個別のトラックに使う場合もあるので名前で分かりやすくする。

Rev_Hall

Rev_Plate

 

VoRev_Hall

VoRev_Plate

 

Delay_1/8D

Delay_1/4

EG_Delay_B1

 

更に各Busにまとめた楽器グループのトラックカラーをある程度、自分の中で共通にしておくと楽曲の全体を把握するスピードがかなりあがります。

 

例えばこんな感じ。毎回絶対同じじゃなきゃいけないわけでも無いですし、もっと細かく分けてもいいので、自分の分かりやすい様に簡単なルールを作っちゃうことをお薦めします。

 

ボーカル:水色(大体はその人のイメージで決めちゃいます。)

2人目のボーカル:水色系の暗い色

3人目のボーカル:2人目よりさらに暗い色

コーラス:紫

リズム物:赤

ベース:黄色

ギター:黄緑、

上モノ:ピンク

FX系:グレー系

みたいな感じで分かりやすく。

 

何にせよ相手に手間を掛けないのを意識すると自分の作業もスピードアップするはず。

プロでも使える脱力系MIXテクニックCOMP編Vol.5:スレッショルドの位置の見極め方の一例

MIX

そうそう。コンプ編1つ足しておこう。

 

スレッショルドの位置の見極め方を書いてなかったなと。

 

ギタリストが結構上手くないとダイナミクスが大きくついちゃうアコギのアルペジオを例にすると、まずコンプのインプットメーターをしっかりと見る。あえて読むと言ってもいいかもしれない。

 

1番小さい音が-12dbで、1番大きい音=この場合ピークとする音量が-6dbだとする。いつも通り数字は大体で。

 

この時の値の出し方は、1番小さい音をどれくらい上げればバランス良くなるかを考えて、その音が引っかかるちょいと上か同じくらいにする。つまり-12db前後。そこからどれだけピークを押さえたいかを意識する。-6dbが-9〜10dbくらいになると、そのトラックを上に3db余裕が出来るから、ratioは1/2〜3になる値が数学の様に出てくる。バランスが良くなったトラックで上に3db増えれば、他のトラックとの兼ね合いもだいぶ自由度が高くなるよね。

 

まあ、アタックの設定でリダクションの値は大きく変わるから、前述のアタックとリリースの見極めがやっぱり重要なんだよね。

 

この数字や計算が絶対正しい訳では無いんだけど、耳でとかの感覚派(どっちかと言うと、勘だな。)の反対側にこう言う考えとあるって事を言いたい。どっちかしか知らない人より、どっちも知ってる上で使い分けてる他が守備範囲はやっぱり広い。

 

その音がちゃんと製品のクオリティで録音されていれば、音を変えないクリーン系のコンプを選ぶ、逆なら味がつくサチュレーション系のコンプを選ぶとか、自分の行動に理由が出来てるくると闇雲にプラグインを刺しまくってるトラックにはならない。

 

一つのトラックにいっぱいEQとコンプが刺さってるトラックって、どっかで自分で作っちゃったマイナスとか過剰なプラスを中和する無駄な行程のプラグインがあるはずなんだよね。じゃあ、その最初の方の無駄な処理をしなきゃ、後のプラグイン要らない。だから、一個一個のプラグインを状況に合わせて使いこなすのが必要かなと。CPUも無駄づかいも減るし、高いプラグインを買う必要もDSPも買い足す必要も無くなる。

 

良いことしかないじゃん(笑)

 

ここまでのEQとコンプの流れを鵜呑みにしなくて良いから、意識するだけでレベルが上がるはず。少なくとも俺はこれで10年以上仕事になってるからね。独学だけど、いろんな人や場所で、失敗もありながらも本気で作業した蓄積だから、他の人が読んでも無意味では無いと信じたいな。

 

次からは実際のトラックの処理というか、ミキサー上のルーティンとその意味について書いて行こう。

プロでも使える脱力系MIXテクニックCOMP編Vol.4:好きだから何をしていいわけじゃ無い。後、色々使った結果のお薦めコンプ

MIX

ということで、コンプを使う上でこれをやってると素人レベルとみなされ馬鹿にされますよ~(笑)

 

「コンプのアウトプットレベル(メイクアップゲイン)でそのトラックの音量を調節しない。」

 

リダクションされている以上にアウトプットレベルを上げて音が大きくなった~、、、ってのを嫌って程よく見かけます。リダクション以上のゲインは、フェーダーでボリュームを上げているのと同じなので意味が無いです。音量が上がらずに上がった様にするのがコンプの役割の半分なので、今直ぐチェックです。

 

突っ込まれそうなので先に言っときますが、そのアウトプットレベルで機種特有のサチュレーションを生むものもあります。個人的にはVertigo VC-2Portico5043等をラインドライバーとして使うことは良くあります。

 

で、どれくらいが適正か?

 

簡単です。バイパスした時としてない時の音量が聴感上一緒です。個人的にはほんの少し小さいくらいにします。コンプの設定中は何度もBypassと聴き比べるのが鉄則。

 

必要なピークを押さえる消えているとしたら、トラックの音量メーターは今までより低くなります。つまり音が小さくなります。だからトラックのフェーダーをあげる事ができて、今まで以上に音量というか音圧を稼ぐ事ができる訳ですね。なので、オートメイクアップゲインは基本外しましょう。

 

正直、殆どのDAW内蔵のコンプとVOLのオートメーションだけでも「質感」という魔法の言葉を除けば、ダイナミクスのコントロールは可能です。

 

Fabfilter PRO-C→まあ、本当の役割でのコンプとしては万能。

WAVES CLA or UAD の1176シリーズ→個別トラックの作り込みに。

WAVES REN COM→ほぼサイドチェインかBUSでのピーク消し。 

UAD or WavesFairchild系→歌やストリング、ピアノとかのデジタル消臭剤

WAVES L1 or L2 →音圧稼ぎじゃなくて、ほんとの意味で音が粗めのリミッター

WAVES SSL BUS COM or UAD/Vertigo VC-2 →Busでのまとめ役

UADのVari−MU→最後の方のまとめ役。

 

後、あえて上げるならMcDSPのRetroCompとSONNOXのDynamics、頭のいいElysia、地味にPSPとフリーのRough Rider辺りも好き。でも無くても良い。SONNOXは基本全部良い。Fabfilter出るまでは多用してたし、Inflator、Limiterは今もUADフォーマットでよく使う。

 

この流れでまとめて話すと、ディエッサーはeiosisがずば抜けて楽だし、SONNOXのが最強な気がする。でも海外の人のトラックに入ってるのはREN DeEssが多い。WAVESのREN MAXXってほんとに名作だよな。初めて使った時感動した記憶がある。

 

何か出るたびに取り敢えずいれるんだけど、結局WAVESかUAD-2のモデリング物とFabfilterで事足りるんだよね。下手したらREN COMPかPro-Cだけでも大丈夫。前のブログで書いた感じに設定を理解していれば、それくらいコンプって何でも良いかも。

 

EQとかサチュレーターと組み合わせれば同じこと出来そうだから。プロが個別のモデリング機種のプラグインを選ぶ理由は、その機種の設定というか掛けたらどうなるか頭に入っているからの時短の一種とも言える。

 

プラグインの列が増えると嬉しいけど、自己満と言うか所有欲を満たすだけでスクロールの量が増えて効率悪くなるのでダメな奴はすぐ外します。

 

プロでも使える脱力系MIXテクニックCOMP編Vol.3:コンプの設定は難しくも有り簡単でもある。

MIX

細かい話は抜きにコンプの設定を見つける方法はこんな感じ。

 

設定の仕方を簡単に言うと、まずスレッショルド全開!Ratio全開!!いわゆるEQ編で出てきたグリグリのコンプ版です。この過激な設定にするとアタックとリリースの設定の変化があからさまに分かるので簡単です。

 

分かったふりして適当に決めている人ほど試してほしいです。そのうち耳が何処を聴くかを覚えてくるので、こうしなくてもちゃんとして設定を作れるようになります。

 

まずアタックを追い込みます。その音に「エッジを立てたいのか?」それとも「エッジを潰して滑らかにしたいのか?」ここでアタックの設定は決まってきます。そして、違和感のないようにリリースを設定。これも細かい話は抜きにBPMにが早ければ早め、遅ければ遅めで違和感がないところでOK。リリースは大体の設定が出来てから微調整すればいいので、今の時点では大体で。

 

次に音の変化に気をつけてRatioを決める。Ratioスレッショルドの値を越えた音量を何分の1に潰すかを決める値です。トラックの音のピークが-14dbで、スレッショルド-20dbだとすると、-20dbから上の6db1:2なら半分の3db潰すして-17db前後になる。じゃあ、1:3なら2db潰す!と思って人惜しい。3分の1に潰すので潰れるのは4dbです。

 

Ratioの設定はいわゆるコンプが掛かってる感につながるので、個人的には1:3~1:4から初めて個々で音質の変化を確認しときます。レベルメーターを見ながらここでどれだけレベルの飛び出しが揃うか、潰したいピークをちゃんと潰せているかを判断しながら、1:8を最大値に調整していきます。1:8もよっぽどじゃないと無いですが、ラップを一定レベルに揃えきりたい時に使うとかで個人的にそれ以上のRatio設定は、パラレルミックスや機種特有のサチュレーションを求めるとかの特別な用途以外に使う事はありません。

 

その後、スレッショルドを適正な(トラックのトラックの音量メーターで判断)ゲインリダクションが行われる位置まで戻します。高いRatio、浅いスレッショルドより、軽いRatio、深いスレッショルドの方が音質は自然です。つまり、もし1台目で思い通りに行かなければ、1台目コンプで軽くアラを潰して、2台目で更に整えるなどの方がサウンド的には良い結果が得られます。

 

個々のトラックの次に楽器ごとのbusトラックがあって、その先にSubMasterトラックがあってなどなど、Masterトラックのアウトまでに何回かダイナミクスを整えるタイミングがあるので、何重にも薄く掛けて最終的に収まってれば良いともいえます。

 

それでも極端にコンプが掛かる場所がある場合は、その部分のVolのオートメーションでその箇所だけ下げてしまうとか、波形自体のVolを下げてしまうなどして適正にコンプに当たる様に調整するのも無駄にダイナミクスを殺さないコツです。

 

細かい事を言うと、Volのオートメーションはポストフェーダーだから、コンプ等の処理の後の話。コンプの掛かり方は波形のヴォリュームを下げるほうが正解です。最近のDAWなら波形ごと音量触れるから、以前みたいにコンプのオートメーション書くより簡単でしょ?

 

曲中に一回か二回くらいしか出てこない極端なピークにあわせてキツめのコンプを掛けてしまって、ダイナミクスの少ないのっぺりとしたトラックを本当に多く見かけるので要注意です。

 

ここまでに上げているのはあくまでも基本なので、実際の録音データの具合によっては「-20dbも潰す」なんて極端な設定になることも多々あります。

 

EQと一緒で設定は元の音次第であり、ピークを押さえてることが目的なので、コンプ側の値よりもそのトラックの音量メーターを常に確認するのが一番のコツですね。

 

Voに対する1176系の最近の流行りはアタック最遅、リリース最速でRATIO 1: 20というなかなか他では出てこない設定。でも実はこっちのほうが1:4とかで細かく針が触れているよりよりも自然に掛かる。Vol.2の動作方式で言えば、オプトの挙動に近づけながらFET的な処理って感じかな。

 

MIXの説明をするときに、この楽器にはアタックは〜ms、リリースは〜msと値で説明してる記事等の数字は覚える必要が一切ないので覚えるだけ無駄ですね。人によってソースが違うので、掛かり方も掛け方も全く別もんになるので、そもそも偉そうに書く必要が無いと思う。

プロでも使える脱力系MIXテクニックCOMP編Vol.2:まずは仕組みを理解して正しく使い分ける

MIX

コンプの方式と使い方は世の中にいくらでも出ているのでさらっと。

①OPT(オプト)・コンプ
アタックがかなり遅いコンプです。良い意味でアバウト(ふんわり自然にかかる)。アタックを潰さずにその後の音の膨らみや音量感が安定するので、VocalやBASSなどのモノラル楽器を「滑らか」かつ「太くする」のに向いています。

ex)AVALON DESIGN AD2022、Universall Audio LA-2A、Tube-tech CL-1B


②VCAコンプ
・電圧でコントロールされているのでパキっとかかります。とにかく反応が早いので打楽器の様な一瞬でピークが来る音を捕まえたりすることが得意です。SNAREとかにコンプを掛けてもどうしてもメーターを貫いてくる場合は、VCA系のコンプの出番です。それを利用して、Releaseを早めにすることで音のエッジを立てるのにも使えます。

ex)DBX系、SSL系、TK AUDIO BC1-S


③FETコンプ
Attackは早いが、Releaseリリーズやや遅いタイプです。このReleaseがポイントで、VCAほどハキハキしないのでVocalなどにも使いやすいですし(VCAは良くも悪くもコンプっぽさが強いです)、音の余韻だけ強調したりする使い方もあります。また、FET(真空管の音を狙った回路)はギターエフェクトのオーバードライブなどにも用いられる回路なので、機種によって結構歪み方が違います。コンプの代表格である1176などは、この歪感が音楽的に素晴らしいので良く使われているのではないかなとも。

ex)UREI 1176LN、WesAudio/Beta76

真空管コンプ
コンプ的な音の掛かり方は比較的弱く優しく柔らかい感じです。全ての音が滑らかにくっつき合う様な自然ながらも若干のコンプ感にオーディオアンプの様な温かみが特徴です。温かみのある音色なのでピアノや2mixなど、レンジが広く音をあまり変えずにマジックを掛けたいときに掛けることが多い。

Fairchild 660、Fairchild 670, MANLEY Variable Mu Limiter Compressor

つまり、KickやSnarの様な打撃音にOPTコンプを使っても動作するまでに音が終わってしまうのでコンプレッサーとしてはあまり果たせません。
(通した時のサチュレート感が好き的ないわゆる音に味をつける話しとは一旦分けます。)逆にVocalなどに、VCAとかのハキハキコンプを使うと、コンプが掛かった感が強く出て不自然なので、あまり向いてるとは言えないかもしれません。

若干面倒くさいんですが、同じトラックを複数複製して持っているコンプを同じ設定で何パターンか聴き比べてみると、コンプだけではなく倍音調整にもいつの間にか敏感になってるはずです!

 

まとめると、それぞれのトラックに合った方式のコンプを選ぶことが、コンプの使い方云々の前のコツだったりします。もちろん、同じ方式の中でも更に動作の遅い早いはあるので、各方式ごとに代表的なモデルの音の変わり方を身につけてから、使い分けるとそれぞれのコンプの適材適所的な個性が見えてくる。そこで初めて設計者の意図が見えてくるワケです。うまく設定出来ないのは、その意図と違う使い方か個々の機種の適切な設定になってないからなのか、と大人な考えが出来るようやくなった(笑)

 

ちなみに30代ね、俺。